
PALINSESTO
終わらない実験。
PALINSESTOは私が感じているそのままで、私のジュエリーもそうでなければならない。ルールはない。あるのは頭の中にあるものだけ。純粋な実験だ、描くことにも手仕事にも。仕上げから石留めまで。去っていく作品は戻らない。三つの中でいちばん繊細なのは、私にいちばん近いからだ。実験は終わらない。
PALINSESTO
終わらない実験。


GLOMUS SANGUINIS
A garnet in every third nugget.

RIMA SANGUINIS
二度と閉じなかった。

ACANTHUS SANGUINIS
片側だけ、仕上げた。

TERNUM SANGUINIS
三つの傷、いまも赤く。
SCINTILLA SANGUINIS
割れ目から差す光。

PUMEX SANGUINIS
火が多孔のまま残したもの。
PALLIUM SANGUINIS
傷は、半分だけ覆われている。
TABULA SANGUINIS
刻まれたものは、碎けた。
GRANDO SANGUINIS
すべての巣室が満ちている。

VITTA SANGUINIS
しずくに、溶けた。

SENTIS SANGUINIS
棘に抱かれて。
HIATUS SANGUINIS
決して閉じなかった空間。
CINGULUM SANGUINIS
持ちこたえた結び目。

CICATRIX SANGUINIS
閉じても、消えない。
VENA SANGUINIS
裂け目は、持ちこたえた。

SINDON SANGUINIS
布は、触れたものを離さなかった。
INFULA SANGUINIS
一つの輪が、裂けた。
LORICA SANGUINIS
それを認めた鎧。

FUSUM SANGUINIS
流れ込み、そして留まった。
CLAVUS SANGUINIS
打ち込まれ、二度と抜かれない。
SCHISMA SANGUINIS
二つの半身、ひとつの傷。
ACINUS SANGUINIS
ガーネットまで侵食された銀。






